施術は痛いところだけするのが良いの?



TASKAL館林サービスセンターの訪問治療では、病気やけがの後遺症、難病、筋力の低下などにより自力での歩行が難しくなってしまった方や寝たきり生活になってしまった方の施術を行っています。鍼灸マッサージの施術を主として、関節運動や簡単な規律訓練や歩行練習も行います。

患者さんから「腰が痛いから、腰だけマッサージしてください」との要望があり、医師の同意も躰幹の一部位が同意されておりました。
患者さんには説明し納得していただいたうえで、腰を重点的に施術はしましたが、下肢や、肩回りの施術なども行いました。

これには施術者によりいろいろな考え方があります。



痛みの出ている部分だけ施術する先生、痛みの出ている部分は触らずに施術をする先生、どんな症状であれ全身を施術する先生…

色々だと思いますが、すべて間違いでもないと思います。

なぜ患者さんは「腰だけ…」と言ったのに全体的な施術をしたのか…?

私の考えはこうです。


腰に痛みがあることで、普段の動作(歩行や立ち上がり動作、椅子へ座る動作など)での体の使い方が変わってしまいます。無意識に腰に痛みが出ないような動きになり、下肢や上肢の負担が増えます。歩行においては足の送り方も変われば腕の振り方も変わってきますし、立ち上がり、椅子への座る動作では腕の力をいつもより使って動きます。

考えるといろんな動作に影響が出ているのです。痛みが長引けば、必ず腰以外の場所にも痛みが出てくるでしょう。

そのために


■腰の痛みを早く引かせてあげること。
■ほかの部位の負担が大きくならないようにすること。

を考えて施術しました。
一か所が悪くなると、必ずほかの部位の負担も増えるという考え方です。
私たちの患者さんは、支援や介護を必要としている方がほとんどです。ヘルパーさんや患者さんのご家族などの力を必要としています。そのため、身体機能の低下が起これば介護負担も増えてしまうのです。

人は年を重ねるごとに機能低下は起きやすくなります。私たちTASKAL館林サービスセンターでは、患者さんの身体的機能低下が出来る限り起きないようにし、介護負担を増やさないことを目的としています。

患者さんも、患者さんの家族も笑顔ある日常生活を送れるようお力になれればTASKAL館林サービスセンターは思っております。



脳梗塞、脳出血の後遺症、パーキンソン病、脊柱管狭窄症、特定疾患などの患者様。
その他、腰痛、神経痛、リウマチ、頚椎捻挫後遺症などで慢性的な疼痛が続く方。
また、歩行が困難な方。

上記疾患などをお持ちで歩行がつらい方、通院が困難な方、寝たきりの方など様々なことに対応して治療・リハビリを行っていきます。
ご不明なことは何でも気軽にご相談ください。

一般社団法人ケア・フロント
TASKAL館林サービスセンター
0120-954-718
館林市花山町32-16

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