高齢者の方は、足のむくみについてどんな予防・対策をしたらよいでしょうか?
高齢者の足のむくみは、筋力の低下や運動不足、血行が悪くなることで起こります。中には病気が原因の物もありますので、気になる場合は病院へ行って検査をしてみるのも良いかもしれません。
ご高齢になると基礎代謝も下がりますので、体を温め、血行を良くすることを意識しておきたいものです。
つまり、運動をして筋力の低下を防ぎ、常に体を温めて血行を良くしておけばいいのですが、なかなか思うようにはいきません。ずっと同じ体制でいることもせずに、疲れないようにするのは難しい事です。
足がむくまないようにするためには、あらかじめ可能な限りの予防と対策を行うのが大切です。
むくまないための生活は、健康的で、規則正しい、精神的にも安定したものになります。
予防することのメリットや効果
足のむくみは辛いもので、体や精神的にもダメージを与えることがあります。足がむくまない為の予防や対策を日頃から心がけておくと、より健康的な生活が送れます。
体の血液の循環も良くなり、栄養と酸素が脳や内臓にも行き渡りやすくなるので、体に良い影響を与えられるでしょう。足が重いなどの辛さもなく、フットワークも軽くなり、行動範囲も広がり、心も清々しくなります。
高齢者向け、むくみの予防・対策
・体を温めるようにしましょう
単純に、温かい衣類を着たり、温かいものを飲むのも大切です。その他、入浴で体を温めることや、足湯で足から温めるなども大切です。
入浴後、体が温まっているうちに足のマッサージをしておくのもいいです。膝あたりから足のつま先まで、心地よい程度に圧をかけてのマッサージは、血流を良くしてくれます。
血行が促進され、疲れも取れやすくなり、気持ち良く睡眠をとることも出来、朝もスッキリと起きられるでしょう。
お散歩がてらのウォーキングも良い
ゆっくりと柔軟体操を行ったうえでウォーキングもいいですね。
身体も温まりますので、更に血行も促進されることでしょう。
運動不足も解消され、筋力の維持にも繋がります。
食生活を見直す
食生活の中で気をつけたいことは、
・塩分を摂りすぎていないか
・バランスはとれているか
という事です。
また、体を温める食べ物を意識して摂り、余分な水分を排出してくれるカリウムを多く含む食材を取り入れる事も大切です。
あくまでも、栄養は偏ることの無いように、バランスの良い食事を心がけましょう。
日々の生活に体操を取り入れる
テレビを見ている時、寝る前やちょっと時間が出来た時に取り入れたいのが体操です。足のむくみを意識した体操は、意識してほしいのは足のつま先、足首、ふくらはぎ、膝の裏です。
その部分の筋肉が伸びたり縮んだりすることを意識した体操は、むくみ予防に繋がります。股関節回りも出来るだけ動かすようにしたいですね。
つま先立ちをしたり、寝た状態での足上げや、足首を回すのも効果的です。長座をしてつま先を手前に向けてキープすると、膝裏からふくらはぎが伸びていきます。
つま先を手前に向けたり、足の甲を出して向こう側に向け伸ばしたりするのも気持ちがいいです。
まとめ
- 足のむくみは、運動不足や体の冷えなどから症状が現れます。歳を重ねるごとに体を動かし、体を温め、バランスのとれた食生活をしていくことが大切になってきます。
- 足のむくみを意識した体操は、テレビを見ている時等でも自然にできるようになるのがいいですね。足がむくんでいない人でも、むくまないための予防や対策は必要といえます。
- むくみの予防や対策は、健康的な規則正しい生活を送ることと変わりません。毎日の生活に、少しづつでも取り入れていくことをお勧めします。
脳梗塞、脳出血の後遺症、パーキンソン病、脊柱管狭窄症、特定疾患などの患者様。
その他、腰痛、神経痛、リウマチ、頚椎捻挫後遺症などで慢性的な疼痛が続く方。
また、歩行が困難な方。
上記疾患などをお持ちで歩行がつらい方、通院が困難な方、寝たきりの方など様々なことに対応して治療・リハビリを行っていきます。
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