平素は訪問鍼灸マッサージ・リハビリにご理解をいただきまして誠に有難うございます。
標記については、当面の考え方として、新型コロナウイルスについて正しい認識を持つとともに、感染対策マニュアル等を通して、引き続き基本的な感染症対策を含めた共通理解を深め、実践することに努めてまいります。
なお、日々状況が変化しているため、必要に応じて、最新の情報や追加的な留意事項を提供する場合がございます。
[留意事項]
新型コロナウイルスについては、風邪やインフルエンザ同様に、まずはマスク着用を含む咳エチケットや手洗い、アルコール消毒等により、感染経路を断つことが重要である。
訪問先におけるご利用者様ならびにご家族様、また自身の家族等、日常生活におけるかかわりの中で接触する可能性があると考えられる者も含めて、厚労省による「高齢者介護施設における感染対策マニュアル 改訂版」等を参照の上、対応を行う。
感染経路別対策
1.【飛沫感染】
感染している人が咳やくしゃみ、会話をした際に、病原体が含まれた小さな水滴(飛沫)が口から飛び、これを近くにいる人が吸い込むことで感染します。飛沫が飛び散る範囲は1~2mです。
[具体的な対策]
・リハビリ(関節運動)は可能な範囲で仰向けで行い、声掛けは下肢側から極力行い、1m程度以上の距離を保つよう努める。
頸や肩、上半身への施術時は必要最低限の声掛けにとどめる。お耳が遠い方への指示は、声が届く範囲で、可能な限り離れて行う。またその際も正面からでなく横や後方から声がけするよう心掛ける。
・マスクの着用(ぴったりと口と鼻を覆う)
感染リスクを下げるため、滞在時間を30分未満にすることもある。意思疎通が可能であれば、事情を説明し、了解を得ることが望ましい。
お話が好きな方もいるが、失礼のない範囲で、滞在時間を可能な限り短くできるよう工夫する。
2.【接触感染】
感染源に直接触れることで伝播がおこる感染(握手等)と汚染された物を介して伝播がおこる間接接触による感染(ドアノブ、手すり等)があります。
病原体の付着した手で口、鼻又は眼をさわること等によって病原体が体内に侵入します。また、傷のある皮膚から病原体が侵入する場合もあります。
[具体的な対策]
・「正しい手洗いと適切な消毒」の実行。
訪問前後の手指消毒を徹底。
消毒液に浸した綿花をビニルに入れて持ち運ぶこ とも有効)
・ 施設内でのすれ違いには一定の間隔を保つよう配 慮する。
・ 皮膚表面に出血を伴う傷を見つけた場合は、現場のスタッフ様(居宅の場合はご家族様)に報告。
・ 施術に用いる手ぬぐいは利用者様ごとに交換。
また、体温計などの備品は施設のものを借りるのではなく自身の物を使う。もし、お借りした場合は消毒して戻す。
医療物資が不足している中で、借りた体温計を戻すために更にコストをかけるといった配慮のない行動は避けたい。
事業所としての対策
・1日に数度、体温を測り、体調管理に気を配っております。
・不要不急の外出は控え「特定、不特定に関わらず大人数が集まる場所へ赴くこと、研修や勉強会、会合や懇親会への参加、外食や夜間の外出の自粛」をしております。
高齢者施設、また居宅での利用者様において感染経路を遮断するため
病原体を持ち込まないこと
病原体を持ち出さないこと
病原体をひろげないこと
を引き続き徹底してまいります。