寒暖差疲労について



6月を迎えましたが、天候が安定しません、30度近い日もあれば、肌寒く感じる日もあり、1日の中で、朝晩と日中の温度差が10度以上あるため、身体がついていかないと訴える方、自律神経症状の出ている方が非常に多いのではないかと考えます。

いわゆる「寒暖差疲労」の方が最近多くみられました。

この「寒暖差疲労」とは一体何なのでしょうか?

「寒暖差疲労」とは


季節の変わり目に気温や気圧の大きな変化により体がついていけずに起こる現象と言われています。昼と夜の温度差が大きくなると、体内のバランスが乱れてしまい、少しづつ疲労が積み重なっていきます。「自律神経」により体温調節が行われていますが、その「自律神経」が乱れてしまいスムーズな体温調節が難しくなり疲れが蓄積されていってしまいます。

「寒暖差疲労」の症状


この「寒暖差疲労」の症状は、疲労だけではありません。
体温調節がうまくいかなくなってしまう事により、そんなに寒くない日でも強い冷えを感じてしまったりもします。
冷えを感じてしまうことにより、頭痛や首肩の凝り、倦怠感、眠気、血行不良などを起こしてしまいます。
また、身体的症状だけではなく、ストレスを強く感じたり、いらいらすることが増えるなど精神的な症状も出てきてしまう事もあります。
「疲労」というとなんだか大したことがないように思えてしまいますが、意外と怖いのです。


特に私たち訪問マッサージでみさせていただいている患者さんは免疫力の低下している方体力の低下も起こしやすい方が非常に多いため、眠気がひどく一日中寝てばかりになってしまうと筋力はどんどん落ちてしまいますし、頭痛や首肩の凝り、倦怠感などから食欲不振に陥り食事がとれなくなってしまう危険性もあります。

「寒暖差疲労」の解消法


まず「寒暖差疲労」を解消するために大切なことは体を冷やさないことです。
ゆっくりお風呂に浸かったり、身体を温める食事や飲み物、服装に気を付けるなどの対処ができると思います。マッサージなどにより血液循環を良くしたり、自律神経の調節を行うことも非常に効果的だと思います。自律神経の調節で言えば足浴なんかもよい方法です。少し熱めのお湯にひざ下を30分程浸けるだけでも大丈夫です。はじめは何も感じないかもしれませんが、継続することにより代謝が上がると30分の間で背中に汗をかくくらいになる方もいらっしゃいます。
介護を受けられている方、訪問マッサージの患者さんは訪問入浴などのサービスを利用している方も多いです。そのため自力もしくは家族の手伝いで入浴することが難しい方も多くいらっしゃいます。
ですが足浴であれば比較的簡単に負担少なくできますので、ぜひこの時期試していただきたいと思います。

代謝を上げる鍼灸マッサージ


「寒暖差疲労」を解消するために、入浴や足浴など体を温める、または冷やさないということを紹介させていただきましたが、鍼灸マッサージはどうして有効なのでしょうか?

鍼灸マッサージは自律神経の調節やコリを取るという効果だけではなく、基礎代謝を高め冷えを改善し、身体を温める効果もあります。
よく鍼灸訪問マッサージの患者さんから「鍼灸マッサージを受けていたら体がポカポカしてきた」という声をいただきますし、血液循環がよくなり顔色がよくなる方もいらっしゃいます。


鍼灸訪問マッサージの患者さんは、自力での通院が難しいため、医師の同意のもと医療保険を利用し施術を受けることができますが、なかなかマッサージに通えない方であれば、自宅でのセルフマッサージでも十分に効果を期待できます。
具体的には足先やふくらはぎ、太もも部分のマッサージが効果的です。
つま先まで血液がしっかりと循環するようマッサージしてみてください。入浴時にボディーソープなどを利用し、エステのような感じで滑らせながら行うのも効果的だと思います。

利用できるサービスを有効利用するとともに、簡単にできるセルフケアや日常の工夫により体調を整えましょう。



脳梗塞、脳出血の後遺症、パーキンソン病、脊柱管狭窄症、特定疾患などの患者様。
その他、腰痛、神経痛、リウマチ、頚椎捻挫後遺症などで慢性的な疼痛が続く方。
また、歩行が困難な方。

上記疾患などをお持ちで歩行がつらい方、通院が困難な方、寝たきりの方など様々なことに対応して治療・リハビリを行っていきます。
ご不明なことは何でも気軽にご相談ください。

一般社団法人ケア・フロント
TASKAL館林サービスセンター
0120-954-718
館林市花山町32-16


LINEでお友だち追加!
友だち追加